GIGABYTE GV-N75TOC-2GI

特にいま使っているビデオカード(GeFORCE GTX460)に不満があるわけでもないのに、4年も使ってるし・・・という理由だけでなんとなくメインPCのビデオカードを買い換えたくなってきました。

3Dゲームを頻繁にやるわけでもないのですが全くやらないわけでもないし、なにより新世代アーキテクチャMaxwellのGPUでワットパフォーマンスが前世代の2倍!なんて売り文句のビデオカードが出てるじゃないですか!これだけでここのところPCの消費電力低減にむきになってる私にとって購入の決め手に十分なり得ます。

つぎに購入意欲を掻き立てたのはハードウェアエンコーダNVEncによる低負荷リアルタイムエンコード機能ShadowPlay。家庭用ゲーム機PS4にも同様の機能がありますが、ゲーム配信をよくやる自分としてはこの機能はとっても有用になりそう。

そして時代は4K!アーンド60Hz!現世代の4Kのモニタを買う予定はいまのところ全くありませんが、メインPCが4Kに対応していないのは気分が悪い!

と、最後の理由はネタですが、GIGABAYTEのGeFORCE GTX750Ti搭載GV-N75TOC-2GIを購入しました。
さて、新しいビデオカードを買ってきたらまずやる事と言えば?そう3Dゲーム、ではなくベンチマークです。以下は3DMarkのリザルト。

3dmark_result

GTX460の購入価格は約2.5万円、対して今回のGTX750Tiは約1.9万円。価格的には6,000円のダウングレードですが、4年の歳月は長かったようです。FIRE STRIKE1.1の値は約1.5倍になっています。ぱっと見フレームレートが劇的に上がっているわけでもなく、ウィンドウズエクスペリエンスインデックスの値も7.6でぴくりとも変わりませんでしたがw、GTX460よりは確実に性能が上がっているようです。

そして期待の消費電力(システムトータル)は・・・

アイドル時
GTX460: 95W
GTX750Ti: 49W

3DMark実行時
GTX460: 200~215W
GTX750TI: 115~135W

すんばらしいいいいいいいいいいいいいいいい。460で3Dゲームをやるとクーリングファンがすさまじい音を立てていましたが、GTX750Tiはアイドル時と違いが分からないくらい静かです。これは非常にすばらしい。補足ですが、GTX460のアイドル時の消費電力はちょっとおかしいです。購入当時はたしか65W程度だったのですが、いつのまにか90W以上になってました。ヒートシンクにびっちり埃が付いていたし、正常な状態ではなかったと思われます。

つぎにリアルタイムエンコードのShadowPlayですが、普通に使えるレベルだと思います。まだローカルハードディスクへの録画しか試してませんが、高ビットレート設定では画質も上々。フリーの配信ソフトobsがNVEncに対応してるので、CPUにほとんど負荷をかけずにニコニコ生放送にも配信できそうです。うっしっし。

最後に4K。デュアルHDMIで4K@60Hzに対応というこのビデオカードですが、ちょっと調べた限りではDisplayPort1.2で4K@60Hz対応というモニタが主流で、デュアルHDMIで4K@60Hzというモニタはほとんどない(SHARPのPN-K321くらい?)ようですね。このビデオカードで4Kを出力することはなさそうですw もっとも3Dゲームを4K解像度でまともに動かすというのは、2014年に販売されているビデオカードではハイエンドでも厳しそうであり、ミドルクラスのこのビデオカードではおまけみたいなものと考えたほうがいいかもしれませんね。

というわけで買ってよかったGTX750Ti、みなさんもいかがですか?w

KRPW-AC120W

どうもおはこんばんちわ、シャトルです。突然ですが、ウェブ兼ファイルサーバ(どんな組み合わせだよ)として24時間常時稼動させているPCの電源のファンが耳について気になって気になって仕方なくなってしまいました。一度気になるともう止まらないw ACアダプタ電源ならファンレスで無音、しかもアイドル20W程度のPCに500Wの電源を使っているし、アイドル時の消費電力も低減できるのでは!!!

というわけで玄人志向の KRPW-AC120W をゲットしました。SSDと1TBのHDDで運用しているサーバなんですが、HDDがスピンダウンすると無音です。む・お・ん!システムとウェブサーバのデータはSSDに置いてあるので、ファイルサーバとしてのデータを置いてあるHDDにアクセスしない限り無音で動作するという快適仕様。これはかなりご機嫌です。

そして気になるアイドル時の消費電力ですが・・・

構成: GA-J1800N-D2H + SSD + HDD(スピンダウン時)
どこかのメーカーの80PLUS BRONZEの500W電源: 19W
KRPW-AC120W: 13W

すんばらしいいいいいいいいいいいいいい。すばらしいのですが、付属のSFX用ブラケットを使用するとDC-DCコンバータがかなり縦長にケースの内側に張り出します。私が使用しているMini-ITXケースでは、HDDのブラケット類を全部取り外してやっと収まりました。ATX用ブラケットの場合は横向きにブラケットを装着するので、ATX電源が使えるMini-ITXケースでは問題ないと思われます。そこだけ注意でしょうかね。




KRPW-AC120W

Ubuntu 12.04でmaxlogins.pl

外出先からSSHで自宅のサーバに接続できる環境にしたい。でもSSHを空けると不正ログインしてこようとしてくる輩がわんさか。まったくインターネットは地獄だぜ!というわけで不正ログインの成功率を思いっきり下げてあげましょう。スティーブ(誰?w)がPerlでいいスクリプトを作ってくれてます。設定した回数ログインに失敗したIPアドレスは、hosts.denyによって設定した時間の間アクセスを拒否されるのです。ざまああああああw 自分の接続元IPアドレスが決まっているならおとなしくファイアウォールなりiptablesなりで絞り込めばいいのですが、それじゃあなんとなくつまらないでしょ。w

まずここのDownloadから、スクリプトをコピってきます。1行目 #!/usr/local/bin/perl -w から DOCUMENTATION の手前までね。1行目のPerlのパスはUbuntuの環境、/usr/bin/perlに直して、/usr/local/bin/あたりにmaxlogins.plという名前ででも放り込んでパーミッション等を設定。

# chown root.root /usr/local/bin/maxlogins.pl
# chmod 750 /usr/local/bin/maxlogins.pl

SSHログイン失敗のログを使って動作する仕組みのこのスクリプト。スクリプトにログを食わせる設定をしていきます。

# vi /etc/rsyslog.d/50-default.conf
  auth,authpriv.*                 /var/log/auth.log
 の行の下に
  auth,authpriv.*                 | /var/log/maxloginpipe 
 と追加して保存

rsyslogではパイプは名前つきパイプとなるので、名前つきパイプを作りそこにログを流し込みます。そしてそれを maxlogins.pl に流し込む maxlogins.sh というスクリプトを作成します。maxlogins.pl の引数 -a 5 -e 24h は、5回ログインに失敗したらそのIPアドレスからのログインは24時間ポートの入り口で門前払い、ということになります。同じIPアドレスで誰か自分以外に規定回ログインに失敗したらどうすんの?という突っ込みは無しでお願いします。(笑)他にも色々オプションがありますのでドキュメントを見て適宜設定しましょう。

# mkfifo /var/log/maxloginpipe
# vi /usr/local/bin/maxlogins.sh

  #!/bin/sh
  while read line ; do
    echo $line | /usr/local/bin/maxlogins.pl -a 5 -24h
  done < /var/log/maxloginpipe

# chmod 750 /usr/local/bin/maxlogins.sh

このmaxlogins.plはデフォルトで /var/log/maxlogins というhosts.denyで使えるファイルを生成するので、/etc/hosts.denyに以下のエントリを追加します。

# vi /etc/hosts.deny
 
  sshd: /var/log/maxlogins

rsyslogの設定変更を有効にし、maxlogins.shをバックグラウンドで実行します。起動スクリプトから実行などはお好みで設定してください。(手抜き)
なお、rsyslogがreloadやrestartされるとmaxlogins.shが落ち、reloadの場合その後にmaxloginsが正常に動かなくなるので、/etc/logrotate.d/rsyslogを以下のように変更します。

# service rsyslog restart
# /usr/local/bin/maxlogins.sh &
# vi /etc/logrotate.d/rsyslog
  postrotateとendscriptの間を以下のように変更する。(2箇所)
  /usr/local/bin/rsyslog.sh

最後にlogrotateから呼び出されるスクリプトを用意します。

# vi /usr/local/bin/rsyslog.sh

  !#/bin/bash
  kill `ps -ef | grep maxlogins | grep -v grep | tr -s " " | cut -d" " -f2`
  restart rsyslog >/dev/null 2>&1 || true
  /usr/local/bin/maxlogins.sh

# chmod 755 /usr/local/bin/rsyslog.sh